ぼんやり帖

ぼんやりと過ぎていく日々の見たもの聞いたもの読んだものを,書き留めておこうかなあという備忘録。

お稽古の日のススメ

新年度,入れ替わったメンバーで課の親睦会。
新しい課長の自己紹介,まずは,「僕は毎週火曜日は,お稽古に行きます。」。
なんでも,4年前からチェロを習っておられるんだそうです。
ちょうど仕事に悩んでいた頃,生活の中で仕事以外のことをする時間が必要だと,始められたんだとか。
社内でも屈指の忙しい管理畑の課からいらした方なのですが,そうやって毎週火曜日は残業しないんだって事を宣言しておくと,周りもそう配慮してくれるし,自分も日々に張り合いができるし,いいんだそうです。(というか,あの課では,そうやって無理にでも仕事から離れないと,自分の時間はできないだろうなあ・・・)
そうですよねー!オンオフの切替は,やっぱり大事だよね。だらだら残業していたら疲れが蓄積して能率は下がる一方だし。
よし,私も毎週一日は,早く帰るぞー!!何を習う予定もないけど・・・。

一次会が終わって,希望者は二次会へ。
私はちょっとカラオケとかは疲れていたので,パス。
ただ,映画が見たい気分だったので,そのままレイトショーへ。

PENELOPE「ペネロピ」(2006年/イギリス@シネツイン2)

裕福な名家に生まれながら,先祖にかけられた魔女の呪いのせいで,豚の鼻を持って生まれたペネロピ。
魔女の残した言葉から、”同じく名家の人間が彼女を愛せば呪いは解ける”と考えた母親は、ペネロピに次々とお見合いさせるが,候補者達は彼女の顔を見ると一目散に逃げ出してしまう。
唯一逃げ出さなかったのは,ギャンブルで身を持ち崩した名家の息子,マックス。しかし,彼は,ペネロピをねらうパパラッチに雇われたスパイなのです・・・

すっっごく良かったです!この映画。好きだなあ〜!!こういう映画に出会えるので,映画館通いはやめられない。
早くも,私の2008年の映画ベスト5入り決定です。
ペネロピがとてもキュート。つやつやの栗色の髪と,同じくブラウンのこぼれそうな大きな瞳。それに色調を合わすのか,ペネロピの部屋のインテリアやファッションなど,映像はカラフルでありながらとてもシック。不思議でファンタジックな世界。
そして,あの母親の保護下でなんと彼女は健気に,自分を卑下することなく育っていることか!(「今のあなたは本当のあなたじゃないのよ。」と,繰り返し繰り返し聞かされて育つ事は,実は魔女の呪いよりひどい呪いなのでは。)
たぶん,あらすじを読んで普通に想像するような,ありきたりのラブストーリーじゃありません。呪いを解く方法は・・・ちょっと,感動的でした。ああ,そうか,そうなのか,そうなんだよね。
やさぐれマックスはマックスで,彼も彼なりに自分を探さなければならず,運命の王子様を演じている場合ではないのだった!ところで彼,ナイーブな感じがセクシーで,かっこよかったなー。
そうそう,パパラッチのレモンが,これまたいい男なんですよ!ラストシーン,ぐっときます。

思い出し舞台

年度末の平日夜にとってしまった舞台のチケット・・・(予約する時は,大丈夫だろうと思うので。)
毎年,性懲りもなく空席にしてしまったりするのですが,今年は,「抜けてもせいぜい2〜3時間なんだし!」と割り切って行って来ました。

フキコシ「フキコシ・ソロ・アクト・ライブ『タイトル未定』」(3/24(月)@NTTクレドホール)
「このライブのタイトルは『タイトル未定』です。」というタイトルのライブ。「ライブ行ってくるんだ」「何のライブ?」「タイトル未定」「え,決まってないの?」「いや,タイトルがタイトル未定」・・・という無限ループに。
毎回,観客の誰かに好物を聞いて,それをタイトルにするそうで,この広島公演のタイトルは,「うなぎ」と決まりました(笑)

バックスクリーンに映る映像と,日用品などの小道具と,そして吹越満さんの肉体ひとつで繰り広げられるパフォーマンス。
今回は,割と下ネタが少なくて,その分,パントマイムをじっくり見せてくれた気がします。
シュールなセンス炸裂の「無対象のパントマイム」,3Dソフトで作成された汚い部屋の映像をバックに,「白鳥の湖(らしきもの)」を踊りながらくるくると掃除するパフォーマンス(部屋の映像が回転するたびに,キレイになっていく!),過去最多の登場人物による一人芝居と銘打った,一クラス40人+担任の先生の出席とり(時間軸が数年後のクラス会の計画ともシンクロして,過去と未来で人数が倍増。),見てるだけで冷や冷やする,「命がけの芝居」(吊り下げられたボーリングの玉が,振り子の様にびゅんびゅんと行きかう中を,絶妙のタイミングですり抜けながらお芝居。)
アイディアと身体表現だけで勝負する,まさに芸ですね〜。
カーテンコール恒例の「ボツネタ」は,「シザーハンズ」。京都の呉服問屋の丁稚シザーはんの物語・・・いや,ボツネタどころか,これはこれで立派な大ネタです!
うーん,この人のライブの場合,文字では面白さは全然,伝えられないなー。

美女と野獣「美女と野獣」(3/25(火)@ALSOKホール)
職場の福利厚生でチケットを斡旋していたので,申し込んで行って来ました。(四季の会の会員ではあるのですが,どうも最近,発売日に優先予約電話をかけてまでチケットを取るのがメンドクサイのだった・・・。)
「美女と野獣」何年ぶりでしょうか・・・。10年前の,東京・大阪同時上演の初演時には,大阪に見に行きましたが(堀内ベルと芥川ビーストだったかと。今となれば夢のよう。),その後,どうだったかなー。博多くらい,行ったんだったかなー。
とにかく久しぶりに見る美女と野獣・・・・面白かったです!こんなに面白かったかなーと思うくらい笑ったし,舞台はゴージャスだし,楽しいし華やかだし。
野獣,可愛いぞ。彼はただ単に,ものを知らなかっただけで,けして性根が悪い訳ではないのよね。
ああ,私,アニメにはないナンバーの「愛せぬならば」が,とてもとても,好きなんですよ・・・。
見たことがない人にミュージカルを薦めるには,やっぱり「CFY」か「美女と野獣」がピッタリ。
ストーリーは分かりやすいし,ハッピーエンドだし,ミュージカルの楽しい要素がぎっしり詰まっている。
夢と魔法の世界です。

満天の星空

天の川メガスターII 広島特別投影(@広島市こども文化科学館)

「メガスターが広島にやって来る!」というのを知って,くーちゃんとそれは楽しみに待ってました。いつか,お台場か川崎に見に行きたいな〜と思っていたところですが,広島で見られる日が来ようとは!!
そういえば,去年の夏頃に皆既月食があった時,ちょうど仕事が忙しくて夜空なんか見上げる暇もなく,そんなのあったなんて気付かなかったよと言ったら,くーちゃんが誕生日にくれたのが,ホームスターピュアだったっけ。ありがとう,うるうる。

見に行ったのは土曜日。
休日は整理券が必要で,しかも全ての回の整理券を9時から配布するという事だったので,いそいそと9時過ぎに到着。16時の回の整理券をゲット。この時点で,見たところ行列もなく,整理券もたくさんあったので,「広島では,あんまり人来ないのかなあ,だったら寂しいなあ・・・。」と思っていましたが,いざ他の場所で映画を見てから,15:30の開場を過ぎて戻ってみたら,満員御礼でした。小・中・高校生だと無料なんですね。
うちの子とめが専任の解説員さんによる語りで,メガスターの披露の前に,まずはこども文化科学館自前のプラネタリウムの投影。
春の星座の解説です。最初に,街の明かりで明るくしか見えない広島市内の夜空。そして,空気のきれいな所で見える同じ夜空。この解説員さんのゆったりとした語り口調が,とっても素敵でした。そして,メガスターはもちろんスゴイけど,当館のプラネタリウムだって結構やるんですよ,という愛情があふれてました。
そして,暗闇に目が慣れてきた所で,いよいよメガスターの投影。
500万個の星を映し出すという,一人の青年の夢が作り出した驚異のプラネタリウム。(実際には北半球・南半球と半分ずつ映し出すので,いっぺんに見えるのは250万個ずつらしいですが。)
こども文化科学館のプラネタリウムから徐々に切り替わると・・・・同じ夜空が,すうーっと広がった気がしました。天がすごくすごく高くなった!!
そして,霞のように広がる天の川。ここで,ぬかりなく持参の双眼鏡を取り出して見てみると・・・この,けぶっているかの様な天の川が,全部,ちゃんと一個一個,光っている星なのです。星の粒々なのです。うおおおお〜。
不思議だなあ。これが銀河系で,地球も,その端っこの星だなんて。
そしてまた,解説員さんがいい語りなんですよ。もう,ほれそうでした。
良く考えると,ただ延々と星空を写しているだけなんですが,ちゃんとストーリーがあるというか,飽きさせないのです。マニュアル操作なのも,解説と一体になる要素かも。
北半球から,南半球へ旅をし(南十字星というと,「母をたずねて三千里」を思い出す・・・。),最後は,CGによるオーロラの投影。これも夢の様にきれいでした。
そして,「広島に戻らなくちゃ!」と大急ぎで北半球に戻り(星がくるくる回って吸い込まれそう〜),「実はちょっと行き過ぎて,北海道に着いてしまいました。皆様お気をつけてお帰りクダサイ。」などと言われながら終了。素敵なひとときでした。


【後日談】
「今度いつ機会があるか分かんないし,せっかく職場の近くなんだし,もう一回くらい見ときたい!!」と最終日の前日の26日に,むりやり1時間だけ休みを取って,昼間に行ってきました。
平日の昼間でも満員御礼です。私が並んだ所で「あと10人」とカウントされました。やっぱり,メガスターって人気なのねー!
そして2回目の鑑賞。解説員は同じ人ですが,前回と微妙に話す内容というか,組み立てが違う。すごい。一回一回変えているのかしら??映しているのは同じ春の夜空なのに!
おかしかったのは,マゼラン星雲を説明する時,
「マゼラン星雲は,30代〜40代の人は聞き覚えあるかもしれませんね。ちょうど昨日の夜に,とある宇宙船が行っておりましたが・・・」と解説していたこと。(客席ノーリアクション)
深夜の宇宙戦艦ヤマトの再放送を見ている人がここにもおったか。
ああ,しかし,連日の睡眠不足がたたり,どんなに気合を入れてもどうにもこうにも目が開けておられず,半分以上寝てしまった・・・・ああ,もったいない。私のバカー!!

それにしても,解説員さんに生で解説してもらうプラネタリウムっていいなあ。
この子ども文化科学館のプラネタリウムというと,コンピュータ制御の,子供向けのキャラクターなんかも出てくるような番組しか見たことないんですが,たぶん,日曜日の朝イチの回の「星座投影」というのに行けば,生解説の番組が(きっと,この解説員さんの。)見られるのかな。今度ぜひ,行ってみよう!

魔法jにかけられて

今日はくーちゃんとデートの日。まずは映画へ。

魔法にかけられて「魔法にかけられて」(2007年/アメリカ@シネツイン2)

「おとぎの国“アンダレーシア”に暮らす美しい娘ジゼル。王子との結婚を妨害する魔女に騙されて,「永遠の幸せなど存在しない世界」へと追放されてしまう。そこはなんと現代のニューヨーク!」 

冒頭の,おとぎの国での描写はアニメーション。森で動物たちと暮らすヒロイン。(動物たちと歌い踊っています。)巨人の怪物に襲われていたところを王子に助けられ,二人は一目で恋におちる。(もちろんここで二人デュエット)。ディズニークラシックのどれかのシーンだと言われても,きっと信じてしまう。
けれど,魔女の呪いで突き落とされた井戸の底の先は,なぜかNYど真ん中のマンホール。そこから実写になるのですが・・・
うわー。ディズニー開き直りのセルフパロディです(笑)
実写になったお姫様が,微妙に年くってたり,アニメのプリンセスなら可愛いであろう「いつか王子様が」の言動や,お目目をキラキラさせて愛を語って突然歌いだす様子が,今風の言葉でいうと,「痛い人」風だったり。
NYで彼女に出会う男性は,現実主義者のバツイチ子持ち離婚専門弁護士。彼は,明らかに,ひいております。警察に電話しそうです。
一番笑ったシーンは,アニメの彼女が歌うと,森の小鳥や動物が集まって,いろいろ可愛いお手伝いをしてくれるのですが,実写のNYでそれをやると・・・。
これ,ディズニーをパロって他のアニメ会社がやると普通に面白いだけなんでしょうが,ディズニーが自分でやってると思うと,天晴れです。
それと,王子様もヒロインを助けにNYにやって来るのですが,この頭からっぽの馬鹿王子っぷりが,まさにおとぎ話のプリンス・チャーミング。眉毛をおおげさに動かしたり,口の片側だけで笑ったり,手の先まで神経の行き届いたオーバーアクションなど,ホントにディズニーアニメの形態模写みたいでしたよ。
などなど堂々のセルフパロディっぷりでしたが,夢と魔法の大団円は,きっちり通しておりました。
それにしても,ディズニープリンセスといえど,現実のNYでは手に職が必要なようです!

さて,この日のメインイベントは,子ども文化科学館のメガスター(!!)だったのですが,その感動についてはまた後日。

恋はコメディ

恋はコメディ「恋はコメディ」@広島厚生年金会館

「二枚目新米泥棒が忍び込んだお屋敷は,世にも有名な盗賊姉妹の住処だった!恋のからくり騙しあい。二転三転,敵か味方か!?」

3人の女優さんのキャラクターが生かされた,まるであて書きされたみたいなお芝居。気品があってチャーミングな浅丘ルリ子さん,おおらかで天真爛漫な渡辺えり(子)さん,コケティッシュな秋吉久美子さん。
三者三様,登場したとたんにオーラというか,迫力が舞台に溢れました。若いだけの舞台女優じゃ,とても太刀打ちできない〜。
立ち向かう男性陣は二人,頑張れ,敵は手ごわいぞ。
リストラサラリーマンの新米泥棒は,石井一孝さんだったのね。なら,歌ってほしかったぞ!要領の悪い鈍感っぷりがおかしかった。スーツとネクタイがお似合いです。
もう一人はセリーヌの息子,泥棒一家で育った保険会社勤務の常識人。さわやかな青年なのですが,なにか一番,精神的にはアブナイ奴というか,なんとなく,キレたらこいつが一番怖いのでは!という気がしましたよ。
観客席は年齢層高め。浅丘ルリ子さんが,舞台上でストレッチをすると,その体の柔らかさに同世代の方々からは,感嘆のどよめきが。プラチナ世代の励みとなる効果もある舞台のようです。(笑)

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Author:はんちゃん
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