読んだ本
2007-07-24
「新・夢十夜」(芦原すなお/創元推理文庫)漱石の「夢十夜」に触発されて書いたという,十夜の夢物語。
聞かされて面白くない話として,「人の夢の話」があると言いますが,確かに,非論理的だし,オチはないし,本人以外には興味のあるものでもない。
その夢を見た本人は,目覚めた時には「これはそのまま小説やマンガになるのでは・・・!」と思ったりなんかしますが,たいがい,クリアな頭で文章に書きおこしてみたりすると,全然使えなかったりして・・・
この短編集は,そういう,つじつまの合わない奇妙な夢の世界が表現されつつ,きちんと起承転結のある掌編になっているというか。作者が本当に見た夢も含まれているのかな。
本当は,一気読みせずに,ゆっくり一編ずつ寝る前にでも読むのが,この本の正しい味わい方でしょう。
そういえば,最近,面白い夢って見てないなあ〜。
ところで,フロイトの夢判断って,本当に当たっているのかしら?
なんでもかんでもマザコンにされるらしいですが。
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